Master of HI-Fairy. Empress of the white REM [深夜物語]
ミステリアと云う世界の御伽噺。
夢とは一つの世界、人の心の中にある精神世界。
ユグドラシルの根の一つにミステリアと云う世界が在るとする。
そのミステリアは原生林に覆われた大地と、妖精が舞う空の・・・
酷く傷ついた世界。
自然摂理のバランスが崩れ、様々な性質の精霊が作用できない状態に陥っていたのだ。
始まりは誰も気が付かず、ミステリアはゆっくと、徐々に初秋を迎えた。
そして長い長い冬が続いていた。
氷の女帝、白亜の女王・レム。
氷雪の大妖精、終わらない白夜、真夜中の白昼夢、ダイヤモンドダスト、氷の心臓、
様々な呼び名を持つ冬の眷属(妖精)の頂点。
現在のミステリアにもっとも影響をあたえている妖精、
それが白亜の女王・レムである。
そして彼女は悪ではない。
レムの意思でミステリアを寒く、色彩の乏しい世界へ変えた訳ではない。
正常な自然摂理のバランスが崩れた原因があるとされる。
物語はすでに始まっていたのだ。
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