仏像を彫るが如く ~ キャブレターに翻弄される編 ~ [モーター・ドライヴ]
<前回の続き> バイクが止まった次の日が休日だったので、バイクを直す事に。
シャリオ君に電話して諸事情を話したら、チェックする所を教えてくれた。 (その日シャリオ君は仕事中)
そう、シャリオ君は私にとって最高の友達なのだっ!
が、シャリオ君にとって私はただの迷惑な人かもしれない・・・orz
シャリオ君・「プラグを外して、プラグキャップに付けたまま電極をボディーの適当な場所に当てて、スパークするかチェックして。火が飛んでなかったらCDIが壊れてるかも」
どうも初期型アドレスやセピアの純正CDIは、突然昇天するらしい。 まぁ、もうかなり酷使してるしているので壊れてしまっていてもおかしく無いんだろうけど^^;
シャリオ君・「そんで壊れてなかったら、キャブレターばらしてチェックしてみてよ」
なるほど、基本をしゅっぽり忘れてた^^;;; うぅ、、だけどキャブレター開けるのなんてもうそうとうしてないなぁ。。。 最後に其の辺りを触ったのは、セピアZZにアドレスV100のエンジンを換装した以来だったので、はっきり云ってめんどくさぃ覚えちゃいなぃ;;
めんどくさがろうが、直すのには避けて通る事は出来ないのでササッとやる事にした。
工具を引っ張り出し準備完了。 サイドカバーを外し、エアークリーナー・ボックスやキャブレター回りのホースを・・・
うぎゃ~ 継ぎ足しの時零れた2スト・オイルが吸気系・駆動系を問わずまんべんなく、走行中に巻き上げた土やホコリの宝石箱やぁ~
既にカストロールの香りなんてしやしなぃw 仕方ないのでバラす前に洗車;;
<1,2時間経過~>
エアークリナー・ボックスを外すとキャブレターが見えた。
古く成ってボロボロにちぎれたエアーフィルター(純正)が、ニードルとバルブにからみ付いていたのだった><
其れ(元・エアーフィルターだった物)を取り除いた後、ついでにキャブレターをバラして洗浄する事に。
キャブレターは奥まった場所に鎮座してるので外すのに作業がしにくい。 なのでリアサスの根元のネジを抜いてスペースを確保した。
キャブレターに挿さってるフュエールホース・オイルホース・電装配線もろもろ抜き、キャブとインマニのボルトを外した。 最後に残ったのはアクセルワイヤー・・・!
昔乗ってたセピアのキャブレターと微妙に違う@@ なんだろぅ?アクセルワイヤーが刺さってる周辺が・・・
まぁいいっかぁ~♪
冬の残り香がする灯油を注いだブリキ缶に、バラしたキャブレターの部品を次々に放り込んだ。 古い歯ブラシで部品を洗うと超★キレイになった。
さぁ、乾いたら組み直そう。
<数十分放置>
なんとなく組みあげて行き、アクセルワイヤーを挿すあたりで事件は起こった。
硬くてキャブレターにスルっと入っていかんぜよ~
途中まで入るのに。 「まぁ、なんて反抗的なんでしょう~」
とりあえず持ち前のいい加減回路が働き、そのまま適当に組み上げてしまった♪
しかし其れが後に余計な作業を強いられる原因に成るとこの時、気が付かなかったっ!
キャブレターをインマニに組み付け、早速エンジンをかける事に。 セルを回すが掛からない。
「あぁ、キャブレター内にガソリンが行って無いんだわぁ。 バラした後はそうだった^^; キックでかけなきゃだわぁ・・・」
しかし、何故だか引っかかる。 ガソリンを送るのにアクセルをひねった瞬間違和感が鞘走り、心に警笛が響くっ!? 何か重大なミスを犯してるっ!!!
ワイヤーの先端にニードルとバルブが在って、バルブに溝(凹)が施してあった(其の他にも切り欠き(凹)がある)。 バルブが収まるキャブレター側の穴に、バルブの溝と対になるガイド(凸)が在って、其れを合わせて組まなきゃならない。。。
うぅっ>< 確かさっきバルブが下まで落ちて無いから違う溝(凹)に・・・逆に組んでしまったんだ・・・orz
このままエンジンを掛けていたら、開きっぱなしになったバルブの状態なので・・・
エンジンがとめどなくブン回ってしまっていた><
汗っ! 汗っ! あ、危なかった@@
もう一回キャブレターを外して正位置で組みな直す。
既にガイドがつぶれて入って行きませんorz
細い棒ヤスリを買ってきて、ひたすら仏像を彫る様にガイドを整形した;;
なんとかバルブが入る様に成ったので元通りに組みあげた。
「はぁ、はぁ、なんとか終わった。後はエンジンが掛かれば良いだけ・・・」 キックをしまくると、ほどなくエンジンが掛かった♪
そんなワケで最後は無事アドレス君(50)は復活しましたとさ^^
PS 御疲れ様私;;
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